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Day by day 心にきざむ風景 人生いろんなことがあるけれど、今を大切に自分なりに生き抜こう

お手本のない明日

最近、よく思うのですが・・・・・・・

何を明日のお手本にすればいいのだろう・・・・・・・

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若い頃は、憧れの先輩や恩師、
職場のボス、自分が目指す道の成功者・・・
いろんな人たちをお手本にして
自分の生き方や、選択の基準にしていた。

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でも、最近この年になると
特定の人物をお手本にするということが無くなってきた気がする。

20代、30代、40代、50代・・・・・・随分生きてしまったものだ。

長い目で見ていると、何がお手本だったのか分からなくなる。

若い頃お手本にして憧れてきた人も
何10年単位で見るといろんな苦労をしたり
失脚して全く変わり果てて荒んでいたり・・・・・・
反対に若い頃随分苦労をして波乱万丈だった人が
今はいろんな苦難を何とか耐えきって
自分なりの安定とささやかな生活を守って
それなりに幸福そうだったりする。

病気についても、すごく勉強していろんな薬にチャレンジし
あんなに頑張っていた人なのに、
亡くなった方もいる。

お薬も日進月歩に変わり、同じ薬でも
使い方や、その効能への評価もどんどん変わっていく。

頼れる大きな存在!と思っていた方が
再会してみると高齢になられ健忘症と闘っておられたり・・・

昔は絶対的にいいと言われるとすぐに信じれたのに
今は相対的な事柄を考えあわせてみると
「人それぞれだから、絶対的に良いとはいえない・・・」と
何事にも確信が持てなくなった。
それって不安なことだけど
ある意味分別がついたということなのかしら?

明日に向かっての大きな目標やお手本は持てなくなったけれど

生活にも仕事にも
その日こなしていけそうなささやかな日課が
目下の自分の毎日を支えてくれている気がする。
小さな日課の事務的な達成感。
その積み重ねが
自分にはかけがえのない宝のような気がする。

昔のように誰かをすごく尊敬したりできなくなったけれど
何気なく伝わってくる人柄や生きざまに
癒されたり、元気がもらえたりすることで
曖昧な不安から救われる。

最近はずっと年下の人たちの生き方にも
影響を受ける時がある。
自分にはもうお手本にはならないけれど
元気をもらえる。

同じように生きようとは思わないけれど

その輝きに触れる時
自分の限られた義務や仕事を守る時の
エネルギーがチャージ出来るような気がする。

もう誰もお手本にしたり真似たりは出来ないけれど・・・・・・

福山さんの「道標」の歌詞のように

「愛に出逢い 愛を信じ 愛にやぶれて
愛を憎み   愛で赦し また愛を知る
風に吹かれ 迷いゆれて 生きるこの道
あなたの笑顔それは道標」

「人に出逢い 人を信じ 人にやぶれて 
人を憎み 人を赦し また人を知る
風に吹かれ 泣いて笑い生きるこの道
あなたの笑顔それは道標」
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お手本のない明日への心の糧。
by budda88 | 2013-06-17 01:51 | 生きるということ | Trackback | Comments(0)