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Day by day 心にきざむ風景 人生いろんなことがあるけれど、今を大切に自分なりに生き抜こう

ビネッテ・シュレーダーの絵本原画展

ビネッテ・シュレーダーの美術展を見てきました。
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名前がなかなか覚えにくいのですが
ビネッテ・シュレーダー
ドイツの絵本作家です。
最初に彼女の絵本を知ったのは
『わにくん』の絵本です。
不思議な雰囲気で、でも何だかユーモラスで
変てこで楽しい世界でした^^
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処女作「お友だちのほしかったルピナスさん」で、
世界絵本原画展・金のりんご賞をはじめ数々の賞に
輝いたそうです。
他にミヒャエル・エンデの童話の挿絵や
グリム童話のイラストも描いていて
独特な雰囲気ある作風はとても素敵です。
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あまりメジャーに知られてはいないかもしれませんが
「ワニくん」の絵本とか、「ほら吹き男爵」等の絵本に登場する
不思議で魅力的なキャラクターや動物たちは、
多分多くの人がポスターやどこかで見たことがあると思います。
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不思議で可愛い絵本作家さんです。
どちらかというと、大人が楽しめる絵本
大人も側に置いておきたいような絵本です。

どうしても原画が見てみたくて
やっと行くことが出来ました。
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原画はポスターや絵本で見るより小さなイメージでしたが
細密に書き込んであり繊細なタッチでとても綺麗な色で、
不思議な世界で・・・ずっと見ていたい感じでした。
昔、好きで夢中になったガッシュの
マットでザラッとした感触が懐かしい感じです。
でも中にはこれがガッシュ?
アクリル絵の具のような光沢と透明感のある作品もあり
どんな風に描かれたのかしら?と興味津々で
もう一度見に行きたい気がしました。
最近はアクリルガッシュというものがあり
あまり耐水性のなかったガッシュに
耐水性と透明感が加わったものらしいです。

あと石ころにすごく細密な顔が描かれたものとかは
何だかウズウズしちゃうほど好きな感じです。^^
六角形のチケットもとても愛着のわくものでした♡
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現在70歳を越えても新しい作品に挑戦し続けられているそうで
いつまでも作品のように素敵な女性です。
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若い頃もとても個性的・・・

自分がこれから1年、1年と年を重ねていく内に何が残せるだろう・・・
そんなことを自分に問いかけてしまいます。
まだ再発や転移の不安はありますが、
乳がんやボランティアのお手伝いも
無理のないように少しずつ後進の人と
もっともっと分担できるといいなぁ・・・。
会社のお仕事も出来るだけきちんと
こなしたいですが・・・
何か少し余裕を作って手仕事に夢中に
なってみたい気がします。

こうやって行ってみたい絵画展に行っても
すべての感動を手に入れれるわけじゃない。
回り灯籠を見て「美しい」とずっと見続けれるわけじゃない。
でもその刹那には心は深く揺り動かされ
「生きている」「感じている」と実感できる。
そんなもの、と自分の価値観だけで笑う人がいても
人が自分の感性で感動したい刹那を
奪い取る権利は誰にもないはず・・・・・・
目に見えない足かせに縛られたくはない。

なかなか無理かもしれませんが・・・・・・

歌も歌わないようになると下手になる。
文章も絵も描き続けないと描けなくなる。
何か特別なものを残すことなんて
もうあきらめているけれど・・・
心が錆びないように、心の潤滑油だけは
さし続けよう・・・・・・
動かなくなった心の歯車も
ヨレヨレになった自分というぼろ布で
骨董品のように
愛おしんで磨きたい・・・。


伊丹は空港と免許の更新ぐらいしか
来たことがなかったのですが、
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地元のお友達に案内してもらうと酒蔵や古い街並み、
神社・仏閣も多く歴史のある街でした。
美術館自体も日本庭園があり
旧石橋邸という歴史的建造物と隣り合っていて
とても落ち着いた良い雰囲気でした。

NHKドラマの黒田官兵衛で官兵衛が
土牢に幽閉されていたという有岡城跡にも寄ってみました。
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石垣と井戸の跡しか残っていませんでしたが
ドラマの場面に想いを馳せました。
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ドラマでは「そして父になる」でも弁護士役で
登場していた田中哲司さんが
村重の役を演じていました・・・・・・・・
爽やかぁぁ~
前半ではみんな、夢や希望や
功名心を持った爽やかな若者だったのに・・・

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みやげ物屋に飾ってあった村重さんの絵は、
官兵衛を裏切る悪役顔・・・
すごいコワもてさんΣ(,,゜∀゜,,;)
戦国時代が人をどんどん変えて行ったのか?
破天荒な上司信長の恐ろしさが
村重を変えて行ったのか?
だって・・・刀の先に饅頭を刺して
「さぁ、食え」って言われたら・・・人格変わりそう・・・
でもどこまでが本当の事なのか?
実際はどんな人だったのか?
知るすべもない歴史の真実・・・・・・・・

これがゆるキャラになると・・・・・・
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官兵衛の横の河童くんみたいな姿に・・・(笑)
本当はどんな人だったんでしょうね?
知るすべもない歴史の真実・・・・・・・・
by budda88 | 2014-07-13 18:31 | 心の琴線に触れること | Trackback | Comments(0)