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Day by day 心にきざむ風景 人生いろんなことがあるけれど、今を大切に自分なりに生き抜こう

映画『リップヴァンウィンクルの花嫁』

映画『リップヴァンウィンクルの花嫁』のDVDを観た。
レンタル家族・・・不思議なテーマ
でも核家族化、家族の解体が増えてきた現代社会では
現実にもありそうな話に思えてくるから不思議。
黒木さんの透明な危うさがそんな時代を
戸惑いながらも真っ直ぐに淡々と生き抜こうとする姿に
何だか静かな感動をおぼえた。



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主人公の皆川七海(黒木華)が
レンタル家族の仕事を通じて知り合った
自由奔放な謎の女性 里中真白(Cocco
彼女は最後まで治療は受けずに自らの仕事を全うして
乳がんで死んでいく。

ストーリーや映画の評価とは別に
乳がんで治療を受けずに死んでいくとはどういうことなのか?
この映画ではストーリー展開の設定として
「乳がん」という病気になっていて
その症状には全く触れていない。
ただ体重が減り消耗し美しく死んでいく。
あんな風に眠るように死ねるのなら
無治療もいいなぁと思うけれど
実際はあんなものではないだろう・・・・・・・
あまりこの映画の夢のような透明感からは
考えたくない現実です。
第一にプライマリーも再発時も
しっかり標準治療を受けてしまった私には
絶対に成れない境地なのです。
実際はどうなんだろう?
それでも罹患から10年再発なく暮らせたことには
やはり感謝しなくては・・・
でも今回はどうだろう?
私にとっては辛い1年半だったけれど
今回はどうだろう?
受けないよりは受けた方が良かったのか?
受けても受けなくても結果は変わらないのか?








































by budda88 | 2016-10-10 12:10 | 心の琴線に触れること | Trackback | Comments(0)