2013年 04月 07日
桜花吹雪のたつの
先週末の6日、7日の武者行列があるというので
扁桃腺が腫れてちょっとボロボロだったけど
市販の薬、辛い喉からくる風邪に効くというルルアタックを飲んで
トローチをなめながら、
なぜか春の嵐、暴風の中を実家のある龍野まで行って来た。
昨年米寿を迎えた母は最近デイサービスに行くようになりました。
本当はもっともっと行けるといいなと思うけど
なかなか行けなくて申し訳ない。
この日は久しぶりに母や姉や姪としゃぶしゃぶ鍋をして
いろんな話が出来た。
(上の姪は仕事があり新入社員歓迎会で
残念ながら不在・・・彼女はいつも忙しいのです)
次の日は風はかなり強いものの
カラリと快晴で気持ちの良い日曜日になりました。
姪たちが小さい頃は鎧をつけて参加していたなぁぁ
最近はこの武者行列も全然見に来れなかったのですが
久しぶりで懐かしい・・・。10年ぶりくらいかも・・・
ちびっこ武者さんたちはみんな元気で可愛い❤
風が強いので武者の扮装は大変だと思いますが
桜花吹雪が舞い踊る中での武者行列も風情があって綺麗でした。
母はあまり歩きまわれないので、写真だけ撮って帰りました。
行っても少し食事を作ったり、いろいろ話をするだけで
翌日の夕方にはまた帰らなくてはなりません。
兄貴の代わりなんて出来ていないなぁと思いながら
これが自分にできる精一杯で・・・切ない思いでいっぱいになる。
帰りに同級生のCafeに寄ってみた。
随分前から一度寄ってみたいと思いながら
なかなか寄ることが出来なかったお店
彼女は忙しそうだったけど、
すごく親しかったわけでもない私を気さくに迎えてくれた。
随分長い年月が流れてしまったなぁぁ
思慮深そうな面影は昔のまま
娘さんはアートのお勉強で渡仏されているそうだ。
いろいろな今までの活動の記録を見ながら
珈琲と自家製のケーキで少し意識を覚醒し
神戸への帰路に着いた。
いろいろな文化的な活動をされているようで
土曜日は企画に関係されているコンサートがありお会い出来なかった。
その代わりに土曜は醤油資料館で開催されていたアート展
「パラダイム〜無秩序という秩序〜」 を見てから母の家に行った。
かつての醤油工場の建物、古いけれどしっかりとした渋い色合いの煉瓦
あちこちに残っている管や古い電球、樽や桶、柱や梁
古い趣きが、インパクトのあるアートと不思議とマッチしていた。
暴風雨の中でも見に来ている人もいて
雨の中の古い建物には独特の雰囲気と懐かしい香りがした。
違う棟で珈琲や醤油アイスでひと休み出来るコーナーがあったので
醤油アイスを食べていると、そこに陶芸が展示されていた。
どこかで聞いたお名前だなと思ってお店の人に聞いてみると
やっぱり同級生でずっと陶芸をされていて
少し前に回顧展をされたとか・・・・回顧展か・・・
もうそんなにずっと頑張ってられたんだ・・・
何だか、私・・・病気になったりして、浦島太郎になったみたいに
いろんな事から隔絶されていたみたい・・・・・・・
どの作品も温かみのある作品だったけれど
なぜかとても気になったこの作品
意外にリーズナブルだったのでゲットしてしまいました。
桃色・・・いえ桜色?優しい色合いのかたつむり・・・・・・
帰って来てリビングに置いたら、何だかすごく愛着が湧いて
見るたびにホッとします。
何でもないオブジェで文鎮にでもしようかな~♪と思って買ったのですが
何気なく違う角度から見ると
テーブルの上を本当に蝸牛のように這い回っているのではないか?
と、思うぐらい活き活きした表情を見せてくれるので
何だか驚きと増々愛着・・・・・・
決して著名な陶芸家ではないけれど
見るたびにいい作品だなぁぁと思ってしまうのでした。
バタバタとあわただしい時はふと蝸牛のゆったりとした気持ちに
スローダウンして、心をリセットしよう❤
by budda88
| 2013-04-07 06:04
| 四季の移ろい
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