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Day by day 心にきざむ風景 人生いろんなことがあるけれど、今を大切に自分なりに生き抜こう

長崎原爆の日

1945年(昭和20年)8月9日午前11時02分
長崎に原子爆弾が投下された。
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戦争を知らない私たちも
阪神大震災や東日本大震災によって
大切ものを惜しみなく奪う運命の悲惨さを目の当たりにした。
でも原爆はその惨禍が人の手による爆弾によって
もたらされたことの恐ろしさを
改めて心に刻みなおそう・・・・・・・・・・・・・・・・・



そして奇蹟的に生き残り
後世にその奇蹟の命をつないできた
このクスノキの
この曲を胸に黙祷

長崎原爆の日_e0028056_10554441.jpg


台風の接近で、きつい雨風が吹き荒れる今日
山王神社のクスノキは
優しい葉音ではなく、ざわめき立っているかもしれない・・・
貴重な被爆体験者の方々も
少しずつ他界されたり、高齢になられてきて
その真の体験を語ることが出来なくなりつつある今
例えばあの日に誕生したばかりの赤ちゃんだった人も
ご存命ならばもう69歳になられるのだから・・・

実は長崎には今まで2度訪れたことがある。
初めて訪れたのは高校の修学旅行の時。
最初は無邪気にグラバー邸やオランダ坂を
観光して回っていたけれど
長崎原爆資料館に展示された
壊れた時計や石に焼き付いた人の影
あまりに悲惨すぎる写真や
投下後の浦上川の地獄絵のような再現図
原爆による奇形児の写真などショッキングで
永井博士の闘病の話とかを聞いていると
号泣してしまい、夜に宿に着くと
なぜか熱を出して寝込んでしまった。
解熱剤をもらって翌朝にはまた元気になったものの
その頃はまだ若くて全てが衝撃的だったのだと思う。

2度目はもう成人し社会人になって
会社の慰安旅行で会社の人たちとにぎやかに行って
福砂屋のカステラや長崎ちゃんぽんや・・・
食べ歩きや観光オンリーで帰って来た。
でもその時はその時で
長崎はとても異国情緒のある
魅惑的な観光地だった。

いま、被爆者2世の福山さんの
強い想いを心に刻みながら「クスノキ」を聞くと
初めて原爆資料館を見て感じた衝撃や
なぜこんな惨い事をしなくてはならなかったのか?
という学生時代の疑問が胸に甦ってきた。
戦争はやはり恐ろしい。

あの惨状の中、奇蹟的に生き残り
後世にその奇蹟の命をつないできた
クスノキ・・・すごいよね。


がんは自分にとっては
信じられない経験
青天の霹靂だったけれど

原爆という恐ろしい人災を乗り越えて
69年という年月を重ねてきた
長崎と広島から
私たちは多くの事を学び
元気をもらった。
by budda88 | 2014-08-09 10:55 | MASAHARU FUKUYAMA | Trackback | Comments(0)